昔の日本、とくに平安時代の貴族文化においては、お香をたしなむのは日常的なことでした。香道(こうどう)は茶道や華道に比べるとあまりなじみがありませんが、お香は香りのする木(香木)を焚いて、その香りを聞く(観賞する)ものです。宮尾登美子の「伽羅の香」という小説がありますが、これは主人公の女性が波乱万丈の人生の中で香道という文化を復活させた物語で、その世界を垣間見ることができます。香道では何百年も昔の、非常に高価な香木を焚いて楽しむこともあるそうですが、焚いたら無くなってしまうものであり、つまるところ数百年の歴史を燃やして、その一瞬、香りを楽しむわけで、恐ろしく典雅な芸事といえます。

さて、そのお香としても使われる香木ですが、よい香りのする木全般のことをさします。沈香(ジンコウ)や白檀(ビャクダン)が有名です。「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」という言葉がありますが、栴檀は白檀の別称です。白檀は双葉、つまり発芽するころから早くも香りを放っていることから、大成する人物は幼少からその片鱗を見せている、といったようなたとえとして使われます。そのような樹ですから、昔からさまざまな形で好まれてきました。

仏具もそのひとつです。白檀は、加熱せずとも爽快感のあるやわらかいよい香りがするため、仏像や数珠、扇子などに好んで使われます。白檀製仏具の歴史は古く、仏教発祥の地であるインドから、仏教とともに中国を経て日本にやってきましたようです。

今回は、その白檀でつくられた香合仏をご紹介したいと思います。縦横6cm×4.5cm、厚さ1.5cmの小さな仏様です。1つ1つが手彫りで丁寧に作られています。生まれ年の干支によって、御守本尊がそれぞれ異なります。子年は千手観音菩薩、丑・寅は虚空蔵菩薩、卯年は文殊菩薩、辰・巳年は普賢菩薩、午年は勢至菩薩、未・申年は大日如来、酉年は不動明王、戌・亥年は阿弥陀如来となっています。ご自分の生まれた年の仏様を、お守りとしてひとつ、古の日本人も親しんでいた香木の香りとともに、お手元に置いてみてはいかがでしょうか。

 

香合仏 千手観音菩薩 8,640円

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香合仏 虚空蔵菩薩  8,640円

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香合仏 文殊菩薩 8,640円

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香合仏 普賢菩薩 8,640円

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香合仏 勢至菩薩 8,640円

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香合仏 大日如来 8,640円

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香合仏 不動明王 8,640円

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香合仏 阿弥陀如来 8,640円

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