あれは確か、新緑が眩しい季節だったと思います。友人の結婚式に呼ばれ、着物を着ることになりました。成人を機に母が選んでくれた着物は、ちょっと、いや、かなり変わった柄で、なかなか着る機会がありませんでしたが、いきつけの美容師さんが薦めてくださったのです。その方は成人式のときに私に着付けをしてくださった方で、そのユニークな着物のことをよく覚えておられました。

さて、当日は故郷とはちがう町の会場だったため、会場のホテルの美容師さんたちに着付けをしていただくことになりました。担当の方が、「この着物はあつらえ物ね。どなたがお選びになったの?」と着付けの手をせっせと動かしながら尋ねてこられました。母です、と答えると、着物や帯、小物の仕立てがいちいちどれもちゃんとしたものだ、ということを説明してくださりました。私はその時まで、まったく着物に興味がなく、唯一持っているその着物のことも「使いにくいなあ」くらいにしか感じていなかったのですが、その話を聞いて以来、母に感謝するとともに、和装にも少し興味を持つようになりました。

人様がまとっておられる着物やその着こなしに注意するようになると、様々なところに「着物ならでは」のセンスや見どころがあることに改めて気づかされます。例えば、洋服を着ていても「おしゃれは足元から」なんて言葉もあるように、靴を見る人は多いものですが、着物でもそうなのですね。所作の美しさの違いが出るのも足元だったりします。

そんな和装の足元を決める「足袋」の老舗が大野屋總本店さん。幕末から新富町に店を構え、明治のころにこの店で生まれた「新富形」の足袋を今なお丁寧に作り続けておられます。足袋が毎日の商売道具である、いわば誰よりも厳しい目で足袋を選ぶであろう、歌舞伎役者や能楽師の方々に愛好されているお店だそうです。

下記の商品は、基本の白足袋。シーンを問わず使うことができ、履き心地が良く、履いた時に足を小さく美しく魅せる足袋です。こちらはあつらえものより少し手に入れやすいお値段ですが、いつかは自分の足にあつらえた足袋が欲しい・・・とあこがれてしまいます。


白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:20.5cm〜26cm) 3,564 円

白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:20.5cm〜26cm) 3,564 円

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白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:26.5〜28cm)  3,780 円

白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:26.5〜28cm) 3,780 円

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白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:28.5〜30cm)  3,996 円

白足袋-(こはぜ4枚/サイズ:28.5〜30cm) 3,996 円

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