昨年11月に、東京国立博物館で開催されていた「京都―洛中洛外図と障壁画の美」展に行って参りました。12/1まででしたので、現在は終了しておりますが、本当に面白い展覧会でした。京都展ということもあってか、普段の展覧会よりも着物をお召しになった方が多く、そちらにもついつい気になってしまいました。

そして、とても面白かったのが、「ミュージアムショップ」。よくある、その展覧会のポストカードなどは少なく、むしろ京都のお店の、色々なアイディア商品(雲母入りのマニキュア、なんてものも)や、華やかだったり、可愛らしかったり、粋だったりするポチ袋・便せん、和紙を張った鉛筆立てなど、小さいショップながら「和」を感じさせられるものがたくさんあり、目を奪われてしまいました。そしてそのミュージアムショップが混雑していること。やっぱり日本人が、日本の老舗の商品にあらためて魅力を感じ始めていると感じました。

そんな経験をしてきてしまったものですから、本日は当然のように?京都に対抗してみて?元治元年(1864)創業の老舗、江戸千代紙・おもちゃ絵の版元、いせ辰さんのお品物をピックアップ♪
影響されやすくて、誠に申し訳ないものです。が、こちらのお品物、ユーモアがあって、それでいて上品で、本当にとっても可愛らしいんですよ。


木版祝儀袋 家富 	1,575 円

木版祝儀袋 家富 1,575 円

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賑やかで可愛らしい色合いの、結び切りのお熨斗で、なんと蕪がぷかぷか浮かんでいます。こちら、贈られた方の「株」が上がり、また「家(か)」が「富(ぶ)む」ようにとの縁起が込められているご祝儀袋なんですね。目上の方の結婚式というよりは、親しいお友達の結婚式の時にお使いいただきたいお品物でしょうか。 最近の「地味婚」などで事情は変わってきているとはいえ、一般的に結婚式とは新郎新婦ご本人たちが、いちばん疲労困憊するという、不思議なお祝い事でもあります。そんなときに、蕪がぷかぷか浮かんでいるこんなご祝儀袋を目にしたら、思わずクスリと笑ってしまうと思います。
「あのご祝儀袋はね、こんな思いを込めて選びました。」
なんて、あとからメールを入れておくのも、これからいっそうそのお友達とのご縁を深めることとなるでしょう。