◆文豪に愛された羽二重団子

江戸時代から人々に愛され続けている羽二重団子さん。
その味は多くの文豪達に好まれ、夏目漱石の「吾輩は猫である」や、司馬遼太郎の「坂の上の雲」などの作品に登場しています。他にも正岡子規、田山花袋などの作品にも登場しており、非常に多くの作家達が羽二重団子さんに足を運んでいたことが伺えます。

また文豪ではありませんが、幕末において新政府軍に敗れた彰義隊が退却中に羽二重団子に辿り着いた、なんて逸話まで残っているのです。羽二重団子さんのお店には彼らにまつわる作品や資料などが多数展示されており、さながらお店自体が小さな資料館のようで、驚いてしまいました。
その中でも目を引くのが田山花袋の書。

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羽二重団子さんが200年間見つめ続けてきた日本を、そのまま感じられるような店内になっています。彼らと同じ場所で同じ羽二重だんごを頂いているなんて、何度も言いますが、感激です。

◆粋とは

澤野さんに粋についてお伺いすると、「自分の信ずるものに従うことかもしれません」とおっしゃいました。
また、「あまり頑なになりすぎてもいけない」とも。
信じた道を守りながらも、柔軟に対応することを忘れない。
お話をお伺いしていて、それは澤野さん自身の生き方でもあるような気がしました。

◆最後に

一品商いという何を守り、何を変えていくのかという境目が難しい世界。
澤野さんは「手を広げない」「大々的な変化をしない」という家訓の精神を守りながらも、羽二重だんごを新たな世界に広めようとしています。
その一つとして実現しているのが、日暮里駅前にある「HABUTAE 1819」です。
このお店は「本店はスモークがかかっていて重々しくて入りにくい」という若者の意見を取り入れた、ガラス張りの和風カフェになっています。内装も本店とは打って変わって、とても開放的。4つ刺しの団子を模した背もたれのある可愛い椅子があったりと、若者向けになっています。
家業を継ぐ前は、京菓子屋さんで多くのことを学んだという澤野さん。
澤野さんだからこそ切り開いていける羽二重だんごの新たな未来が、一体どのようなものなのか。
今から待ち遠しい限りです!
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監修 宮本芳彦
文責 林正勝

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【会社情報】
株式会社 羽二重団子

◆ご当主プロフィール
・氏名 澤野修一さん
・生年月日 昭和29年9月27日
・経歴 
77年 慶應義塾大学経済学部卒
~79年 大和証券
~80年 京菓子司末富(京都)で修行
・趣味 スキー、ゴルフ、読書
・座右の銘 「原点回帰」と「未来進化」の螺旋的発展
・オススメの書籍 橋本左内「啓発録」
・オススメの手土産は 羽二重だんご
・行きつけのお店 駒形どぜう 駒形前川