◆豊島屋さんのお酒を飲むためには


豊島屋さんのお酒は販売店や老舗通販.netで買うこともできますが、お蕎麦屋さんでも飲むことができます。
お蕎麦屋さんと取引を始めたのは明治の頃。二代目が商業的な部分を大きく広げる為に始めたのだそうで、得意先がお蕎麦屋さんが多い現在、豊島屋さんは、自社のお酒はもちろん、醤油から食品まで幅広く扱う卸売業社としての顔があるのです。

なんと東京の蕎麦屋さんの約半分のお店とお付き合いをしているのだとか。
その中には豊島屋さんのお酒を取り扱っているお店も多くあるので、お蕎麦屋さんで見つけた時に飲んでみるのもおすすめです。

また、豊島屋本店にメールをすれば、希望のエリアで豊島屋さんのお酒を取り扱っている蕎麦屋さんを教えてもらうこともできるそうです。

お酒を買ってみたいけどどれを買っていいのかわからない、という方には唎き酒がおすすめ。豊島屋本店の販売店ではお願いをすれば唎き酒をさせてもらえるので、自分が飲みやすいものをまず買ってみましょう。


現在の豊島屋さんの一押しは、「純米無濾過原酒 十右衛門(じゅうえもん)」
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初代「豊島屋十右衛門」に因んだこのお酒は、昔ながらの製法にこだわって造られた辛口のお酒。
原酒とは水を一切加えないで造ったお酒のことです。段飲んでいる日本酒とはまた違う、味わい深いお酒になっています。


実際、試しにということで頂戴したのですが、爽やかな飲み口でありながら、しっかりした存在感。原酒なので実は度数が高いのですね。一つ新しい日本酒の世界を知ることが出来ました。

残念ながら販売店が遠いという方は、老舗通販.netで販売をしているので、是非ご覧ください。

老舗というと手が出しにくいイメージがあるかもしれませんが、これだけ色々な方法で楽しむ機会を設けてくれているんですね。

◆人材ではなく「人財」


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吉村さんは「何か困ったり迷ったりしたらこれを見てください」と全社員に経営理念と行動指針、裏には価値基準が明記されているカードを渡し、常に持ち歩くように言っているそうです。


「会社に必要なのは『ヒト・モノ・カネ・情報』と言いますが、私は『ヒト』が一番大事だと思っています。人材の「ざい」は財産の財。一人一人が看板を背負っているので、全ての社員の行動・判断がお客さんが私達を見る指針となっています。ですから一人一人が財産として光り輝いていてほしいと思っております。」
そう語る吉村さんは豊島屋本店を継ぐ前に、日本と海外、両方の企業で働いていたそうです。


日本の企業の長期的な人材育成、海外の企業の多角的な物の見方とスピード、どちらの良さも知っている吉村さんだからこそできる経営。それが今後の豊島屋本店をより素晴らしい企業へと導いていくのでしょう。


◆守っていくもの、変えていくもの


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今回お話を伺っていて、吉村さんに教えていただいた言葉があります。


それは「不易流行」。


守るべきものは頑なに守り、変えるべきものは大胆に変える。松尾芭蕉の言葉ですね。この言葉こそ、豊島屋さんが慶長元年から今日まで約400年間という長い間同じ品質を守り続け、維持を続けている証なのでしょう。

どんなことをしても守らなくてはいけないもの、それは「信頼・品質・のれん」だと吉村さんは言います。


それでは、これから新しく試みていくものとは何なのでしょうか。
それは東京の味を打ち出していくこと。そしてそれは東京の他の酒蔵も協力して、これから努力していかなければいけないことだと答えてくれました。
また、吉村さんは創業時行っていた居酒屋経営もすることができたらと考えているそうです。

豊島屋さんのお酒が楽しく飲むことができる居酒屋が都内にできたら。想像するだけでもとてつもないものができそうです。


東京=日本酒という未来も、もしかしたらそう遠くないかもしれません!

監修 宮本芳彦
文責 林正勝

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豊島屋 公式通販

◆ご当主プロフィール
・名前 吉村俊之
・生年月日 1959年12月11日
・経歴
1985年 株式会社日立製作所入社
1985年~98年 中央研究所にて、半導体集積回路プロセスの研究開発に従事
1998年~2000年 外資系経営コンサルティング会社勤務
2001年 株式会社豊島屋本店入社
2006年 社長就任

・趣味 水泳
・尊敬する人 エジソン、坂本龍馬
・オススメの手土産 純米無濾過生原酒「十右衛門」
・行きつけのお店 かんだ やぶそば